(2012 Aug 10)
日本では、年金給付額は各人の納付年月や納付額によって異なります。また「日本の年金制度は三階建て」と表現されるように、国民年金や厚生年金などいくつかの年金が組み合わさっているので、非常にややこしいのが現状です。
【給付額】
オーストラリアの場合、非常にシンプルで給付額は皆同じです。今現在、二週間で受け取れる額は
- 一人なら695ドル30セント
- 夫婦なら1048ドル20セント
【給付条件】
給付を受けるには以下の2つの条件をクリアしなければなりません。
① 一つは年齢。今までは65歳から年金を受け取ることができましたが、今後は段階的に引き上げられ、67歳から受け取り可能になります。
② 二つ目は「居住」について。以下の3つが満たされる必要があります。
- まず、オーストラリアに実際に住んでいないと年金の申し込みはできない、ということ。
- 次に、その申込者はオーストラリア国民か永住権をもっていなければなりません。ビジネスビザで滞在している人はだめだということです。
- そして最後に、その申込者は連続して10年オーストラリアに住んでいなければなりません。
ちなみにオーストラリアの年金は税金でまかなわれているので、誰がどれだけ納付した納付していないとか、納付の期間が長い短い、という日本のような問題が発生しません。煩雑さがなく、スッキリ爽快です。