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フックターンは何ですか。

フックターンはメルボルン市内のトラム(路面電車)が走っているところの話です。こちらの交通規則では車よりトラムが常に優先されますが、フックターンもその考え方に従うものです。

フックターンを使う状況としては、以下の場合があります。道路のセンターを走るトラムが交差点を通過しようとする時、同じ方向を向く車が右折しようとすでに交差点中央にいたら、トラムの進行が邪魔されてしまいます。結果的にはトラムのダイヤが乱れることにもなります。

トラムと同じ方を向く車が交差点で右折したい場合、トラムに邪魔にならないように、さらには直進していく車の邪魔にもならないように、交差点内ではいったん左に寄ります。そして直進していく車が赤信号で停車するのを見たら、右折します。

交差点中央になぜ円があるのですか。

「ラウンドアバウト」という信号のない交差点には、交差点中央に大きな円があり、その周りを車が走って交差点を抜けるようになっています。ラウンドアバウトでは、自分の車から見て右からやってくる車が常に優先されます。右から車が来ていなければ自分の車をラウンドアバウトに進入させて、交差点を抜けます。

ラッシュアワーなどでは、右から来る車が途切れない場合ずっと交差点に入れず、進めないこともあります。こればかりはどうしようもなく、右からの車の流れが切れることを祈るしかありません。

高速道路は日本のように有料ですか。

高速道路は基本的に無料です。メルボルンなどの大きい町の市内には有料の高速道路も何本かありますが、郊外に出ればお金のかかる道路はまずありません。最高時速は110キロまで許されています。

高速道路の両サイドにあるべき、防音用などに設置される壁は市内を過ぎるとだいたいなくなり、道路の隣にはすぐ地面、芝生という状態になります。自然と一体化している高速道路の脇では、車やトラックに轢かれて死んだ鳥やカンガルーなどの野生動物の死骸を目にすることもしばしばです。「道路で殺された」から英語で「Road kills(ロードキルズ)」と言います。

オーストラリアで大きなイベントである12月のクリスマスホリデーだろうが、4月のイースターホリデーだろうが、日本のように何十キロに及ぶ大渋滞が引き起こされるということはまずありません。

一方、オーストラリアは車社会のため、メルボルンなどの州の中心都市に直結する高速道路及びその出入り口につながる周辺の一般道路に関しては、朝夕の通勤の時間帯に毎日慢性的に渋滞が発生します。

RWCって何ですか。

「RWC」は車の売買、特に個人売買の際によく聞かれる言葉です。「RWC」は「Road Worthy Certificate」の略で車の状態が公道を走るに充分かどうかの証書です。RWCがないと車を当局に登録できず、ナンバープレートも発行してもらえません。

オーストラリアで車の個人売買は結構さかんに行われていますが、その際に「RWCをつけて売ります」という売り手は良心的だなと感じます。逆にRWCのことにふれていない売り手からはまず買いません。

RWC付の車は安心ですし、RWC取得には時間と費用がかかりますので、車を買う前に済ましておいてもらえるのは大変有難いことです。

ガソリンスタンドはどんな感じですか。

日本とあまり変わりませんが、こちらでは必ず給油はセルフサービスです。スタッフが給油してくれたり、窓を拭いてくれたりというようなスタンドはありません。

ガソリン代の支払いは給油した後、敷地内の建物の中にいるスタッフに支払います。後払いなことをいいことに、スタッフの目を盗んで給油を済ませたらそのまま立ち去る車も中にはあるそうです。

支払いをするレジがある建物はコンビニのような品揃えになっているところがほとんどで、車の運転や旅に必要なものがいろいろと売られています。しかし、スーパーの値段と比べるとどれも2倍ぐらい高いので、ある品物を除いて、私は今までにほとんどそこで買い物をしたことがありません。

その品物は氷。氷を売っているスタンドはなぜか多く、値段はスーパーのものとほとんど変わりません。行楽地にでかけるときやバーベキューをしたいときなど、クーラーボックスの中を冷やしたいときに購入します。

また、多くのガソリンスタンドにはタイヤの空気を入れられる場所もあって、自由に使うことができます。

信号はどんな特徴がありますか。

まず、歩行者用の信号は全て横断する意思を伝えないと青にはなりません。横断歩道を渡ろうとするとき、その近くにはちょうど押しやすい高さに結構大きめのボタンがありますから、そのボタンを押してしばらく待ちます。同方向の車に対する信号が青になる最初のタイミングで、横断歩道の信号も青になります。そのボタンを押さないと、車の信号が青になっても歩行者用は赤のままです。

次に、これは感じ方で個人差があると思いますが、車に対する信号は、日本のよりもオーストラリアの信号のほうが黄色から赤になるときに若干長く時間がかかると言われています。信号が黄色から赤に変わるとき、日本のタイミングならブレーキでもオーストラリアだとアクセルで大丈夫、ということが結構あります。

車の登録料と保険料の上がり方が尋常じゃない。

オーストラリアで車をもっているならば、毎年一回、車の登録料と保険料を支払わなければならない。しかし今年の納付額を見て驚いた。600ドル近い。5年ぐらい前までは400ドル台だったはずだ。

そう思ってレシートを遡って以下のような表を作ってみた。それによると、ビクトリア州では、ここ6年間で車の登録料は約60ドル、TACチャージ(強制保険料)は30ドル増えたことがわかる。特に登録料の上がり方がかなり急激なことがわかる。去年から今年で40ドルの値上げ。

日本とは制度が異なるので一概に比べることはできないが、日本では排気量2000CC前後の自家用車の場合、自動車税は毎年4万円ぐらいで、自賠責は1年で1万5千円ぐらい。その他に車検のときには重量税も1年で2万円ほど払わなければならない。

そう考えると、オーストラリアで車にかかる費用はそんなに高くないのかなと思えてくる。だが、何でも安いのにこしたことはない。これ以上あがりませんように。

registration feeTAC chargeinsurance dutytotal
2012$232.30$327.00$32.70$592.00
2011$191.60$317.00$31.70$540.30
2010$187.40$308.00$30.80$526.00
2009$183.30$303.00$30.30$516.00
2008$178.00$294.00$29.40$501.40
2007$172.80$285.00$28.50$486.30

車検制度について教えてください。

日本では2年に一回などのようにして、車検を一定期間ごとに受けてその度に車を登録することが法律で義務付けられています。しかし、オーストラリアではそのようなことなしで車を公道で走らすことができます。

車の整備は各人に任されているので、車が得意な人は日々のメンテナンスで自分の車の安全性を確認すればOK。多くの人は車の整備場に車を一日預けて異常がないかを見てもらいますが、これは法律で定められているから整備場に車をもっていくのではありません。自分でそうしたいと思うからもっていきます。

整備場からは、次の整備は半年後か走行距離いくらになったらね、と言われます。しかし、それも単なる目安であり、次にいつ整備場に行くかは各ドライバーに委ねられています。私は1年に1回は車を整備に出すようにしています。

ガソリンの値段はいくらぐらいですか。

豪ドルの対円為替は80円台で推移することがよく見られますが、仮に1豪ドル(=100セント)を100円とすると、ガソリンの値段は日本とあまり変わらないぐらいです。

オイルショックのときなど特別な事情を除いて、2010年前後はリッター140セントぐらいで推移しています。日本の感覚でいえばリッター140円ぐらい。2005年前後は100セントをきって80セント台のときもありました。

ちなみに、1年の傾向としてクリスマスやイースターの大型連休前はガソリンが若干高くなるようです。実家に帰ったり、遠出するために車を使って移動する人たちが多くなるためでしょう。使う人が多くなるから値段を上げる。庶民の足元を見ていますね。

オーストラリアで一番メジャーな移動手段は?

州内は車、州間は飛行機がメジャーな移動手段でしょう。電車は全くといっていいほど発達していません。日本の新幹線を中古で買って走らせるくらいしてほしいです。

電車で驚くのは州都と地方を結ぶ電車の本数。私が住む町はVLINEという会社の電車でメルボルンから2時間半ぐらいかかりますが、電車は朝と夕方だけ。VLINEはバスも走らせていて、バスの本数も足すと、1日5本ぐらいはメルボルンへの交通手段があります。