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カンタスのCMソング

この歌を知らないオーストラリア人はいないだろう。

オーストラリア人のピーター・アレンによって作られたこの歌は、2000年代のカンタス航空のテレビCMで有名になった。この歌をオーストラリア国歌にしたいと思っているオーストラリア人もいる。

曲のタイトルは「I Still Call Australia Home」、日本語に直訳すれば「私はまだオーストラリアを故郷とよぶ」。

地球上どこへ行こうとも、たとえ長い間離れていようとも、自分の帰ってくる場所はずっと変わらない、それはオーストラリアだ。

ちなみに、映像の最初に出てくる男の子はトレス海峡諸島の言葉で歌っている。

トレス海峡諸島の人々はオーストラリア先住民であるものの、現在のオーストラリアでは少数民族。

そのようなマイノリティーグループと調和をはかって、さらにオーストラリアが発展していくことを願っている。

性犯罪から子供を守る航空会社の不可解な規約

(2012 Aug 10)

シドニー在住で消防士のジョニー(37歳)は今年の4月、ブリスベンからシドニーに移動する際、バージンブルー航空会社を使った。バージンブルーはオーストラリアでは比較的有名なLCC。

機内に乗り込んで着席。その横には同伴者無しの小学生ぐらいの男の子が二人座っていた。しばらくすると女性客室乗務員がジョニーに席を移動してほしいと言ってくる。その意味が全くわからないジョニーが理由を尋ねると驚愕の回答がかえってきた。

「私どもの規約では、同伴者がいないお子様の隣には成人男性は座れないことになっております。」

性犯罪を未然に防ぐためのものだというが、この考え方なら、「どんな職業に就いていようが、どんな性格だろうが、前科なしであろうとも、成人男性は子供に対する性犯罪者とみなし得るができる。」ということになる。どう考えても行き過ぎのルールではないだろうか。

兎にも角にも、まず、同伴者無しで子供を乗せなければいい。オーストラリアで人気があるジェットスターとタイガー航空会社の場合、未成年者だけでの搭乗は許可されない。

次に、どうして成人男性に限っているのか。一般論で性犯罪は男性が引き起こすものという考えに基づいているからか。ジョニーの一件では、席を移動することになったジョニーの代わりに男の子二人の隣に座ったのは成人女性だった。女性なら性犯罪を起こさないとも言い切れないだろう。

LCCはなんといっても価格が魅力。今後も使うことは多くなるだろうが、バージンブルーには乗らないだろう。

あまりお得感がないジェットスターのマイル。

(2012 Mar 12)

ジェットスターでマイルが貯まるようになった。ジェットスターはLCC(格安航空会社)だからマイル制度はない、と思っていたが、ついに最近導入された。

既存の「Qantas Frequent Flyer Points」がそれ。ジェットスターはカンタスの子会社。その関係でジェットスターの利用者もカンタスのマイル制度を使ってもいいということになったのだろう。

しかし、全ての乗客というわけではない。基本の料金に片道70ドル足したら、マイル制度を使う権利を得られる。ただでさえ節約したいのに、マイル獲得のために往復で140ドルなんて出せません。

140ドル分のマイルはどんだけ飛んだら稼げるのか。得した感じが全然しない。

ジェットスター。LCCとはいうけれど、最近値段はどんどん上がってる。数年前、ジェットスターができたての頃、メルボルンからの年末の日本行きチケットは往復で一人1200ドル弱だった。それなのに、今は1500ドルに迫る勢い。

マイル獲得のために料金上乗せしたら1600ドル超えちゃうよ。ありえない。ちなみに本家のカンタスの値段は1700ドル台。なんだか、あんまり変わんなくない?

ジェットスターは「LCCの面目」を保つために、何とかカンタスより安くキープしてるって感じ。さらなる経営努力を。そして顧客にさらなる良質なサービスを還元していただきたい。

インドの路線をニューサウスウェールズ州が横取りか

(2011 Nov 19)

2012年の3月にはオーストラリアとインドの間に直行便が飛ぶ予定なのだが、インドとメルボルンなのか、それともシドニーなのか、今後ちょっとした小競り合いが起こる可能性がある。

エアーインディアがメルボルンとインドのデリーを結ぶ、ということで話は決まっているようなのだが、つい最近ニューサウスウェールズ州の州知事が直行便のことで話し合いをするために、わざわざインドを訪問したらしい。

ここ5年で一ヶ月のインド、オーストラリア間の旅行者の数は400人から6000人に増えたという。観光業の振興、ビジネスの促進、教育の面における両国のつながりの強化などを考えると、オーストラリアがインドと直行便で結ばれることのメリットは大きい。

では、シドニーとメルボルン、どちらがふさわしいのか。両市は優劣の差がほとんどないので、これを決めるのは結構大変なことかもしれない。今後誘致合戦が繰り広げられることになるのだろうか。私はメルボルンに近いからメルボルンにしてほしい。恐らく皆そのぐらいの気持ちだと思う。

予約サービス料金40ドル。

(2011 May 5)

今日、航空券を買った。今年12月下旬の日本帰省用。去年まではなかったものがある。1つは座席料金。前もって座席を指定したいなら片道一人最低5ドルかかる。当日、チェックイン時にカウンターで割り振ってもらうなら、料金はなし。

もう1つは予約サービス料金。40ドルとられる。40ドルはぼったくりだろう。いい商売だ。

去年同時期に帰省したが、去年と比べてチケットは一人分日本往復で150ドルぐらい高くなっていた。出発日より先に買えば買うほどチケットは安くなると思っていたが、半年以上前に買ったものの、あまり安くはなかった。

なぜこの時期に買ったかというと、今年の1月下旬の成田フライトキャンセル事件のお詫びとしてのバウチャーを今月上旬までに使わなければならなかったから。一人100ドル分だから、使わない手はない。

日本に帰省。ビクトリア州からの場合。

(2011 Apr 30)

オーストラリアのビクトリア州と日本との地理関係は最悪。オーストラリア大陸の最南部の州だから、日本に帰省しようと思ったら飛行機を使って十時間以上はかかる。

以前は直行便があったが、今はない。2本の便を乗り継ぐ。

例えば、庶民の味方、ジェットスターで日本に帰省するなら、丸半日はかかる。メルボルンのタラマリン空港を朝6時に出発。約3時間後の9時ぐらいにはケアンズに着く。ケアンズでのトランジットには数時間を要し、昼の12時過ぎには出発。成田には夜の7時ぐらいに到着。

急がない。飛べないジェットスター。

(2011 Feb 9)

年末年始、帰省のためにジェットスターを使った。行きは大きな遅延はなく、成田に到着した。しかし問題は帰りの便だった。

夜の9時ぐらいに成田を離陸予定だったのだが、いろいろな理由で搭乗時間が遅れ、搭乗が始まったのは10時半ぐらいだった。そして乗客の搭乗が終わり、さあ、離陸ですか、と思ったとき。

機長が「今日は飛べません」と。理由は、成田は夜11時を過ぎてからは飛べないのです、と。時計は11時5分。そんな規則は知ってたはずだろう。なぜもっと急がない。

飛べないものは飛べない、ということで、乗客全員は飛行機から降ろされた。そして指定された空港近辺のホテルに移された。ホテルでの食事代や宿泊代はもちろんジェットスターが払う。

それはそれでいいが、こっちの予定はめちゃくちゃだ。結局ホテルに2泊して、シンガポール航空で離日。シンガポールでジェットスターに乗り換えて、メルボルンまで戻ってきた。

あー、ひどい旅だった。けどLCCだから仕方ないのかもなあ。ジェットスターは価格が非常に魅力的であるのは間違いない。繁忙期に大人一人1000ドルちょっとで往復チケットが買えるのはすごい。

今度帰省するときは、成田で離陸に失敗することを想定して、予定を立てることにする。

カンタス航空に乗りたいですか?

(2008 July 25)

私は乗りたくないです。サービスがいいなあとか、客室乗務員の対応が感じいいなあ、と感じたことはありません。そして、今回のトラブル。犠牲者が一人も出なくて本当にラッキーだったと思います。

香港を出た飛行機がマニラから320キロ離れた上空を飛行していたとき、客のスーツケース等の大きい荷物を詰め入れていた箇所付近、機体下から右翼にかけて、1から2メートルの穴が開く。

機内は急速に減圧したため、酸素マスク着用の合図。そして機体は一気に10000フィート降下。この間数分。嘔吐にみまわれた人もいたという。

メルボルンの医者によると、爆音の後、外気が流入、木材や破片がファーストクラスのほうへ飛びこんできたらしい。

当局の話によると、消化器か酸素ボンベの内部が高圧になって、爆発したのではないかという見方もあるようだ。

カンタス航空は今まで一度も人命を奪うにいたる事故を起こしたことがない。しかし、それに近い事故はかなりある。

最近で最もひどかった事故は、1999年の9月、タイのバンコク空港でおきた。410人をのせたカンタス航空のボーイング747は滑走路でアクアプレーンに乗り(タイヤと道路の間にある薄い水の層に乗ること)、コントロールが利かなくなり、220メートル離れた側道でストップ。被害額は1億ドル(約100億円)にのぼった。

客室乗務員のサービス度、空港スタッフの対応、機体などを考えても、お金があるならカンタスはやめときましょう。おすすめはシンガポール航空でしょう。