カンタス航空に乗りたいですか?

(2008 July 25)

私は乗りたくないです。サービスがいいなあとか、客室乗務員の対応が感じいいなあ、と感じたことはありません。そして、今回のトラブル。犠牲者が一人も出なくて本当にラッキーだったと思います。

香港を出た飛行機がマニラから320キロ離れた上空を飛行していたとき、客のスーツケース等の大きい荷物を詰め入れていた箇所付近、機体下から右翼にかけて、1から2メートルの穴が開く。

機内は急速に減圧したため、酸素マスク着用の合図。そして機体は一気に10000フィート降下。この間数分。嘔吐にみまわれた人もいたという。

メルボルンの医者によると、爆音の後、外気が流入、木材や破片がファーストクラスのほうへ飛びこんできたらしい。

当局の話によると、消化器か酸素ボンベの内部が高圧になって、爆発したのではないかという見方もあるようだ。

カンタス航空は今まで一度も人命を奪うにいたる事故を起こしたことがない。しかし、それに近い事故はかなりある。

最近で最もひどかった事故は、1999年の9月、タイのバンコク空港でおきた。410人をのせたカンタス航空のボーイング747は滑走路でアクアプレーンに乗り(タイヤと道路の間にある薄い水の層に乗ること)、コントロールが利かなくなり、220メートル離れた側道でストップ。被害額は1億ドル(約100億円)にのぼった。

客室乗務員のサービス度、空港スタッフの対応、機体などを考えても、お金があるならカンタスはやめときましょう。おすすめはシンガポール航空でしょう。