行儀の悪さを世に広めているオージー応援団

(2015 Sep)

テニスの四大トーナメントの観客席でよく見かける黄色いシャツのグループ。彼らはオーストラリア人テニスプレーヤーを応援するためにやってくるオーストラリア人。

このグループの名前は「Fanatics」。

2000年代中ごろから活動し始め、毎年応援団の規模を大きくしている。テニスの応援でお馴染みになっているが、ゴルフやクリケットやサッカーなどの応援にも行っている。

彼らの応援スタイルは、はっきり言ってテニスの観戦には合わない。テニスの観客は基本静かに見なければならない。審判に静かにしてくださいと言われたらすぐ静かにする。それが観客のテニス選手に対する敬意の表し方。

しかし、それが「Fanatics」はできない。今年のウィンブルドンではしびれをきらした他の観客にだまるように言われ、それでも静かにならないので大会運営側からも正式に注意され、結局静かになったのは試合を4回妨害した後。今後同じような観戦態度なら出禁になる可能性もあるようだ。(参照記事

活動開始当初は参加人数も少なく目立たなかったのだろうが、最近は最前列に10人ぐらいが並んでいることもある。また、壁をたたいてオージーの選手を鼓舞しようとしたりして、とにかくテニスを見る場のマナーとしてはなっていない。