住みやすいシドニーとメルボルン。どうして?

オーストラリアの都市の中で一番大きいのがニューサウスウェールズ州の州都のシドニー。そして次がビクトリア州の州都のメルボルン。どうしてこの2つの地域に人が集まったのでしょうか。

第一に、過ごしやすい天候が考えられます。メルボルンはシドニーより南に位置するので、つまり、南極により近いので、メルボルンのほうが年間を通して寒い日が多いですが、両市とも温暖で湿度が低く定住するのに非常に適しています。

特に夏はカラッと晴れて快適そのものです。湿度がとても低いので木陰に入れば猛暑日であっても断然涼しいです。残念ながら、日本のモワッとした湿気の多い夏は全く勝ち目がありません。

次に、シドニーもメルボルンも洪水、山火事、干ばつなどのオーストラリアを代表する自然災害の被害をほとんど受けない地域だということが挙げられます。

シドニーの北に位置するクイーンズランド州の海沿いの都市ではサイクロンの影響で、夏場にひどい洪水の被害にあったり、ビクトリア州やニューサウスウェールズ州の森林地帯では夏に大規模な山火事が発生することが少なくありません。干ばつは雨が少ない夏に頻繁に起こります。

天候のことを考慮するなら、住むなら第一候補がシドニー、第二候補がメルボルンで間違いありません。