バイキーNO1「レーベルズ」を取り締まる。

(2013 Nov 23)

オーストラリアのバイキーギャングの中で最大のグループが「レーベルズ(The Rebels)」。世界各国に支部もあるようで、その範囲はヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニアと広範囲にわたる。

日本のやくざではありえないが、レーベルズを含めてバイキーギャングの多くはホームページをもっている。そこでは自分たちがバイクを愛する正当な集団だということを主に伝えている。しかし実際は単なるツーリンググループではなく、法律違反は日常茶飯事の悪の集団。やってることは日本のやくざに近い。

バイキーギャングが社会の平和と秩序を乱している部分は大いにある。バイキーギャング根絶のためには資金源を絶つことが重要。そのため、オーストラリア警察はオーストラリア国税局と手を組んで取締りを開始した。

バイキーギャングも日本のやくざも考えることは同じでバイキーギャング系の企業というのがある。レーベルズの場合、建設業、運送業、小売業が資金調達の三大産業で、レーベルズグループの企業数は1200ぐらいに上る。

個人でお金を稼ぐにはタックスファイルナンバーが要る。会社をつくれば登記などでその存在は公になる。個人であっても法人であっても国税局の監視下に置かれるので、監査は逃れられない。

その結果、レーベルズ所属の13人が御用となり、税金の不払いや滞納税などで900万豪ドル(今の為替相場で8億3千万円相当)を支払うように命じられることになった。また、レーベルズグループの企業で働く117名が確定申告(タックスリターン)を怠っていたことが判明した。