「イースターサタデー」という呼称は誤り?

イースターサンデーの一日前の土曜日は、キリストの復活を祝う前日ということでオーストラリアのほぼ全土で祝日となります。この日はオーストラリアでは正式に「イースターサタデー」と呼ばれています。

しかしキリスト教の世界では習慣上、その日は正しくは「ホーリー(Holy)サタデー」と呼ばれるべき日で、「イースターサタデー」は「ホーリーサタデー」の次にやってくる土曜日を指します。ですから、オーストラリアが「ホーリーサタデー」を「イースターサタデー」と呼ぶのは誤り、ということになります。ですが、このような呼び名で正式に決定して国民にも定着しているので今後変更するということはないでしょう。

キリスト教の世界で、イースターサンデーまでの一週間を「ホーリーウィーク」、イースターサンデーからの一週間を「イースターウィーク」と呼びます。だから、ホーリーウィーク内の土曜日は「ホーリーサタデー」、イースターウィーク内の土曜日は「イースターサタデー」となります。